これから起業する方や小さな会社におすすめのWebサービスやツールについて【2024年版】

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これから起業される方や小さな会社にとって、固定費はできるだけ抑えたいですよね?当社でWEBコンサルティングを行うとかなり高い頻度でオーバースペックのサービスを使われていることがあります。その費用負担が重荷になっていることも頻発します。今回は、当社が起業される方や小さな会社の方におすすめしているWEBサービスやツールを紹介したいと思います。

会社の登記

起業される際には登記が必要です。以前は登記のハードルが高かったですが、今はそのハードルもだいぶ下がってきました。数年前に合同会社を一つ作ったのですが、その際Webサービスを使うことでコストも時間も大幅に短縮できました。

その際に利用したのが、「freee会社設立」でした。こちらを使うと必要な情報を入力していくと、申請書類や定款などが簡単に作成可能です。詳しい使い方はfreeeのサイトに記載されていますので、そちらを参照すれば誰でも登記ができます。

会社を作る際、合同会社か株式会社かで悩まれる方も多く、よく相談されます。そんな時、自分は、最初は合同会社で良いとお伝えしています。最初から資金調達などを考えられているなら、株式会社をおすすめしますが、そういった事情がなければ合同会社で問題ありません。

合同会社をおすすめする理由に費用面があります。合同会社の設立費用は、約6万円です。それに対して、株式会社は約22万円ほどかかります。さらに、合同会社から株式会社にされる場合は、約10万円で変更可能です。合同会社の設立費用をあわせても株式会社をいきなり作るより安くなります

会計について

経理部のない個人事業主や中小企業にとって、かなり面倒な作業の会計処理ですが、みなさんどうされていますか?

「お金がもったいないから自分でつけている」
(本音)ただ、面倒・・・

「税理士さんに任せている」
(本音)でも、コストが結構かかって何とかしたい

と言ったところでは、ないでしょうか?

会計処理にもクラウド化の波はしっかり来ていて、そんな悩みを解決するサービスが「全自動のクラウド会計ソフト」です。freee 株式会社の提供する全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」というサービスと、株式会社マネーフォワードが提供する「Money Forwardクラウド」が代表格です。

「freee(フリー)」も「Money Forwardクラウド」も、銀行口座やクレジットカードを登録しておけば、自動で明細を取り込んで、そちらを振り分けるだけで、会計処理が完了します。そこから、必要な情報を取り出したり、決算書を作ったりすることができます。

freee(フリー)のミニマムプランの年払いなら月額1,980円、Money Forwardクラウドのスモールビジネスプランの年払いなら月額2,980円で利用することができます。

銀行について

法人用の口座を作ることも、会社を作った際には忘れてならないことです。法人用口座の作成は、年々そのハードルが上がっています。自分が起業した10年以上前は簡単につくれたのですが、今はどこの銀行も厳しくなっているようです。特に大手銀行や信用金庫などは立ち上げたばかりの会社では法人口座を作るのは難しかったり、口座維持手数料が高額になってしまうこともあります。そのため、ネット銀行をおすすめしています。主なネット銀行は以下です。

ネット銀行の法人口座の作りやすさもありますが、オンラインで様々なサービスを使えるのが便利です。さらに、振込手数料が大手銀行と比べると圧倒的に安いこともネット銀行を使うメリットです。当社は住信SBIネット銀行を使っていますが、今までネット銀行だからと取引先から断れたことはありません。

クレジットカードについて

商品の仕入れやサービスの契約だけでなく、WEBやSNS広告を使う際にもクレジットカードが必要になります。設立したばかりの法人ではクレジットカードを持つことができないと思われている方も多いですが、設立したばかりの法人でもクレジットカードは持つことができます。比較的審査の通りやすいカードはオリコのEX Gold for Biz SEX Gold for Biz Mです。当社のファーストカードはこちらでした。「Biz S」は法人の代表者用、「Biz M」は個人事業主用という違いだけです。

年間費2,200円でゴールドカードを持て、ポイントもたまります。さらにゴールドカードなので、空港ラウンジも利用できます。もちろん各種旅行保険もついてきます。

利用額が増えてきたので、次に契約したのがセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスというカードです。こちらは年間費22,000円ですが、JALのマイルが溜まりやすい事もあって選びました。前年の利用額が一定額(確か200万円?)使うと年会費が半額になったのですが、そのサービスが2023年10月31日に終了したようです。SAISON MILE CLUBの料金も上がったので、そろそろ違うカードに切り替えようかと考えています。

セゾンの改悪もあって、昨年から使いだしているのが、三井住友カード ビジネスオーナーズです。こちらのゴールドカードは、年会費が5,500円かかるのですが、年間100万円以上利用すると翌年以降の年会費が永年無料になります。無料でゴールドカードが使える上、ポイントも付きます。年間100万円つかうと1万ポイントもらえるので、100万円くらいこのカードで使うと相当高い還元率のカードと言えます。こちらをメインに切り替えて、セゾンをやめたいのですが、利用可能額がなかなか上がらないので、もう少し併用期間が続きそうです。

契約書について

当社のように業務委託などの契約書を結ぶサービスの場合、契約書の締結作業も少なからず負担になる作業です。ワードで作成した契約書案をお客様に確認していただき、製本し、押印して、郵送する。さらに収入印紙代も馬鹿になりません。そんな時に、弁護士ドットコムが行っているクラウド上で契約書を結べるサービス「クラウドサイン」を見つけ、そちらを利用することでコストダウンと業務効率のアップを図ることができました。

フリーランスとして活動されている方など業務委託が多い業種やサービスの場合は、こういった電子契約のサービスを検討されると契約書に関する業務から開放されます。

ホームページ関連

ホームページ制作に関する記事でも触れましたが、ホームページを持つ上で必ず必要になるのが、ドメインとサーバー代です。以前はあまり値段の差がなかったのですが、ぼったくり業者が出てきだしので、注意が必要です。以前はドメインとサーバーを別々の会社に頼むことが多かったのですが、今はサーバー会社によっては無料ドメインをつけてくれるところも出てきましたので、サーバーとドメインは同じ会社にするのをおすすめしています。管理も楽になりますので。

当社がホームページの制作を依頼された際におすすめしているのが、Xserverというサービスです。月額990円からですが、独自ドメイン永久無料特典もあり、ドメインとサーバーを一括管理できて便利です。色々とプランがありますが、スタンダードで十分すぎるスペックです。

Xserverは、ワードプレスとの相性もよく、高速化にもこだわっているので、表示速度の早いホームページを持つことができます。ビジネス向けにはサポートの充実したXserverビジネスというサービスもありますので、スペックが気になる方はそちらを検討されても良いかもしれません。

あと、ドメインでよく聞かれるのが、「.com」「.jp」「.co.jp」などありますが、どれにすればいいですか?という質問です。細かい使い分けはあるのですが、正直これはもう好みですとお応えしています。「.com」は維持管理費も安くていいですし、「.jp」は維持費が年間3000円程かかりますが、日本を表すものなので人気があります。他にも「.tokyo」なども出てきていますので、お好きなのを選んでもらっていいと思います。少し予算に余裕がある会社さんには、同じドメインで「.com」も「.jp」もとっておくよう話しています。

ドメインの管理で注意していただきたいのは、更新を忘れて他社にドメインを取られてしまうと二度と取り返せないので、更新のし忘れだけは絶対避けて下さい。

ホームページのチェック

ホームページの修正依頼のやり取りに便利なのが、「AUN」というサービスです。URLを入力すると、キャプチャをとって、修正を書き込んで、保存するとURLからその修正内容をみることができるサービスです。当社ではホームページ制作の時に大活躍してくれています。ホームページを依頼したけど、制作会社にうまく思いを伝えられないというという時に使うと良いです。詳しい使い方はホームページの修正のやりとりに便利な「AUN」という記事に書いていますので、参照ください。

無料で使えるネットショップ

ネットショップを本格的にやろうとするとハードルが一気にあがりますが、テスト的にネット販売を行ってみたいと言う方には無料のネットショップのサービスを紹介しています。現状「BASE(ベイス)」、「STORES.jp」とい2つのサービスが主流です。両サイトとも、本当に簡単にネットショップを立ち上げることができます。ネット通販を行う場合、まずはこういったネットサービスを利用して、受注してから発送までのフローの確立の方に労力を注ぐようアドバイスしています。

仕入れもネットで可能に

ネットショップ立ち上げの際に仕入れが必要になりますが、今までは卸はある程度の数量がないと卸てくれなかったのですが、最近は小ロットでも卸を行ってくれるサイトが出てきました。その代表格が「スーパーデリバリー」というサイトです。Amazonや楽天のようなECサイト風ですが、違いは値段が表示されていないことです。バイヤー登録をすることで仕入れ価格を見ることができます。他にも「goooods」というサービスでは、クリエーターの商品を卸価格で仕入れることができます。

デザイン関連

ネクストグロウでもバナー制作ツールなどは過去にいくつか紹介してきましたが、現状はCanvaというサービスをおすすめしています。オンライン上でバナーやSNSで使う画像などを簡単に作ることができます。なんでもクラウドで完結する時代になったんですね。

画像素材については、このサイトでもお世話になっているぱくたそというサービスです。様々な画像素材が無料で使うことができます。デザイン関連では、AIで生成できるサービスも出てきてはいるのですが、まだクオリティと著作権のところがグレーなので、使っていません。来年版のこの記事には登場しているかも知れませんが、今のところ、無料の素材等を使う方法をおすすめします。

コミュニケーションツール

お客様とのやりとりは主にメールを使っていましたが、現在はチャットワークをメインにしています。SlackやLINEワークスなど色々なコミュニケーションツールを使ってみましたが、チャットワークに落ち着きました。

  • インターフェースがわかりやすいので、誰でも使える
  • チャットの内容をタスクにすることができる
  • クラウドにデータを預けるのでどこからでも利用可能
  • 通知をオフにできるので、業務時間外は仕事を忘れられる

ネクストグロウでは、メンバーが別々のオフィスで働いているので、情報の共有やちょっとした確認などは、全てチャットで済ませることができます。チャットですが、時間差での確認も可能なので、自分がいなくても後で情報を確認することができています。

その中で、タスクがある場合は、そのタスクを誰がいつまでにやるかを設定して、共有しています。だから、タスクもやり忘れたということがおきないです。ファイルの共有もしているので、急に担当以外のお客様からの問い合わせにも誰でも答えることができます。チャットワークを導入することでかなりの業務効率化が図れています。

情報収集ツール

起業や独立された際に、努めていた時に当たり前に入ってきたような情報が自分から取りいかないと入って来なくなります。業界のニュースや新しい技術などそういった情報を自分で手に入れるためにできることがあります。自分が利用している情報収集についても紹介します。

日経新聞オンライン

まずは朝起きると、日経新聞のオンラインでニュースをチェックします。紙の新聞もとっているのですが、日経新聞のアプリでニュースを読むと気になった記事を保存できるので、アプリで読むようにしています。

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版

新聞の記事は、即時性ではWEBにかないませんが、やはりプロの記者が書いた記事というのは、ニュースの背景を知ることができる点が優れています。やはり有料のニュースが信頼できます。

Googleアラート

Googleアラートというサービスをご存知でしょうか?

Google アラート – ウェブ上の面白い新着コンテンツをチェック

Googleアラートでは、登録したキーワードも関連するニュースがメールで届きます。自分のいる業界の動向など気になるキーワードを登録しておくと、ニュースが向こうからやってきます。

まとめ

ツールやサービスを導入にあたっては、自分でやったほうが時間的にもコスト的にも安いものは自分でやり、それ以外のものは紹介したようなサービスを検討するようにお伝えしています。できれば本業以外のことは便利なサービスに任せるのが自分は良いと思っています。当社ではホームページの制作だけでなく、どういったWebサービスを使ったほうが良いかなどのアドバイスも行っています。くれぐれもオーバースペックなサービスなどは契約しないようにし、身の丈にあったサービスでスモールスタートするのが今の起業に賢い仕方と言えるかもしれません。