ホームページを制作会社に依頼する前に気をつけたいこと

会社を立ち上げたり、自分のお店を持ったりして、次にホームページを作ろうかと思っている方に向けて、制作会社を選ぶ際の実践的なガイドです。ホームページのことがわからなくても、ポイントを抑えておけばイメージにぴったりのホームページを作ってくれる制作会社が見つかるはずです。

ホームページを作る目的

ホームページ制作会社を探す前にまず考えていただきたいのが、ホームページを作る目的です。何となく、ホームページを持っておいたほうが良さそうだからホームページを持つだと、作ったままで放置されたホームページになってしまうこと間違いなしです。

「ホームページを使って実店舗に集客したい」、「ホームページを使って自社の商品を販売したい」や「マーケットサイトに出店しているが自社のホームページで直接販売したい」など、まず考えるのはホームページを作る目的です。

目的によってはホームページを作らなくても良いかもしれません。ホームページは目的を達成する手段でしかありません。

例えば、ホームページを作る目的がお店の位置や情報を看板的に載せたいだけなのであれば「Google ビジネス プロフィール」というサービスを使うだけでもGoogleマップやグーグルの検索結果に表示されるようになります。他にもFacebookページをお店のホームページ代わりに使っているところもあります。

こういったサービスを使うとホームページを作る費用もいらず、自分で更新もできるので、ホームページをつくる目的によっては検討してみても良いかも知れません。

ホームページの制作費用の相場

ホームページを作ってもらおうと思ったら、自分で作るか、制作会社に依頼するかを考えます。これを機に自分で作ってみようというのも一つです。ただ、ホームページをつくるためには、ある程度自分で勉強しなければなりません。その時間コストを考えると制作会社につくってもらったほうが良いと思います。

ホームページの制作費用の話をする前にホームページを作る際に必ず用意しなければならないものが2つあります。ドメインとサーバーです。ドメインとは、ホームページのアドレスになる●▲■.com(https://●▲■.com)の部分です。

サーバーとはホームページを保管する場所です。ドメインがインターネット上の住所だとすると、サーバーはそこにある土地と考えるとわかりやすいです。土地の上に立てる家がホームページとなります。

ドメインは種類にもよりますが、年間1,000〜5000円ほどかかります。サーバー代もスペックによりますが、年間12,000円くらいで考えてもらうと良いと思います。自分でホームページを作る場合でも、大規模なサイトでない限りだいたい年間20,000円ほどは最低でもかかると思っておいてください。

本題のホームページの制作費用に戻りますが、費用は制作会社によってマチマチですというのが正直なところです。家を建てることをイメージしてみるとわかりやすいと思います。自分で立てて、一部だけプロにお願いして建築費をやすくおさえることができますが、注文住宅ですべてお任せとなった場合は費用は高くなります。建てる建物の大きさによっても異なってきます。

ホームページも同じで、どのくらいのものを作るのか、どこまで自分でやるかによって、大きく値段が変わってきます。

例えば、1枚だけのページで2万円くらいで作ってくれるところもあれば、デザインや撮影、文章の作成なども含めたECサイトの立ち上げだったりすると300万円くらいかかることもあります。ネクストグロウの場合ですと、最低料金が30万円からとなっています。

たとえば、デザインができないので、プロのデザイナーにお願いしたい。文章が苦手なので、自社の強みなどをライターにお願いしたい、きれいなホームページにしたいので、プロのカメラマンに写真をお願いしたいなど、要望によってことなってきます。

逆に言うと、制作会社に依頼する前にある程度自分で準備をしておくことで費用をぐっと抑えることができます。

以下の内容くらいは予め決めておいたほうが良いです。

  • デザインにこだわりたいのかどうか?
  • 文章や写真などは自分で用意できるのかどうか?
  • 見積り機能など自社に特化した機能をつけたいかどうか?

制作を依頼する前の準備

制作会社に依頼する前にどんなことを準備しておけばよいのか紹介します。紙と鉛筆があればできることなので、難しく考えずにまずは手を動かしましょう。

どんなページが必要か?

ホームページにどんな情報を載せるのかをイメージしてください。例えば、BtoC向けのサービスを展開する一般的なコーポレートサイトの場合以下のような構成になるかと思います。

  • TOPページ 
  • 商品・サービスページ(1商品・サービスごとにページを作成)
  • 集客用コンテンツ(施工事例やお客様の声など)
  • 会社概要(会社概要、企業理念、社長メッセージ、事業内容、特長など)
  • 採用情報
  • お問い合わせ

こちらを元にどのくらいのページが必要かを手書きでも良いので、あらかじめ決めておきます。

ネクストグロウでは、見積り段階でこの辺りをヒアリングし、サイトマップを提案させていただくようにしています。

理想とするホームページを探す

ホームページの構成をある程度イメージできたら、似たような構成のサイトで自分のイメージに近いホームページをいくつかピックアップしてください。

その際、同業他社のホームページと、全然違う業種だけど自分のイメージに近い会社のホームページを選んでおくと、制作会社にも伝わりやすいと思います。

制作会社の選び方

構成とイメージがある程度決まったら、制作会社を選びます。制作会社を選ぶ際は以下のチェックポイントを参考にしてください。

料金について

料金には、どこまで何をやってくれるのかが書かれていると思いますので、チェックしましょう。その際、「どんなページが必要か」で作ったページの構成図があると料金をある程度自分で予想することができます。

最近だと、サブスクリプション型のホームページ制作サービスもありますね。よくあるのが、月々10,000円で更新も代行して、デザインも入れたホームページが持てますというようなものです。「安い!」と思った方は要注意です。こういったサービスの中には、最低契約期間があり、3年縛りだったりするものがあります。つまり3年使えば、とりあえず36万円支払うことになります。

実際にネクストグロウにあった相談ですが、こういったサービス利用してひどい目にあわれました。まず、最初にリース契約をさせられます。で、契約が終わると、素人がつくったようなサイトが納品され、最初の数ヶ月の更新があった後に連絡がとれなくなったりします。リース契約しているので、リース会社からは当然3年分の料金がこの制作会社には振り込まれており、3年間あなたのもとには、請求だけがくる事態になりました。

こういったサービスを契約する場合、最低契約期間や解約後のホームページの扱いなどを注意深くチェックする必要があります。ホームページは一度持ったら商売が続く限り持ち続けるものです。なので、最初お金がかかっても、ぜひ自分のものになるホームページを持つようにするべきです。

制作事例

過去にどんな業界のどんなサイトを制作しているのかをチェックします。そのサイトのURLが分かる場合、現状どうなっているかを確認します。会社名等で検索エンジンにしっかり表示されているかなども調べてみると良いかもしれません。

ネクストグロウでは、検索エンジンでの表示も気にしたサイト制作を行っています。クライアントの狙ったキーワードで上位表示されるようにも意識しています。

追加費用

どんなことをすると追加費用がかかるのかもチェックしてください。例えば、文章を少し変更するだけで、料金がかかるような制作会社もあります。基本費用でどこまでやってくれるのか、どういった場合に追加費用がかかるのかを見ておく必要があります。もしウェブサイト等に記載がない場合は、見積り時に必ず確認しましょう。

制作後の体制

ホームページは作っておしまいではありません。むしろ作ってからがスタートと言えます。作ってからどういったサポートが受けられるのかも確認しておく必要があります。例えば、サイトの更新の仕方をレクチャーしてくれる。ちょっとした修正なら随時対応してくれるのか等々です。

制作に特化しているところであれば、当社のようにサポートを専門に行なっている会社もありますので、そちらに依頼した場合の費用も予め予算に入れておく必要があります。

まとめ

ホームページを制作会社に依頼する前に、まずは本当にホームページが必要なのかをしっかり考えましょう。あわせて、ホームページを持つ目的を明確にしておくことも大事です。

どんなホームページを作りたいかをイメージし、どこまで自分たちでやるのかを考えておくと、依頼する際にスムーズに行き、イメージに近いホームページが納品されると思います。こんなはずじゃなかったとならないために、しっかり確認したうえで依頼しましょう。

小規模事業者や中小企業にとってホームページは、人に変わって24時間休みなく、営業や広報を行ってくれる大事なツールです。ホームページをコストの掛かるものからプロフィットを生むものとして投資することが大事です。

なかなか良いホームページ制作会社が見つからない時は、ネクストグロウのホームページ制作サービスを検討してみてください。ホームページをプロフィットを生むツールにしたいと考える方にはきっとお役に立てるはずです。