最初、「他人の褌は汚いし、高い」というタイトルにしようと思いましたが、何が何だかよくわからないことになりそうだったので、やめました。
WEBマーケティングを生業にしているので、もちろん今日のエントリーも突拍子もない事ではなく、ホームページがらみです。
こちらもよくある質問なのですが、「大手の専門サイトに掲載したほうがよいのか悪いのか?」というのをよく聞かれます。
ネットショップだと「楽天市場」、飲食だと「ぐるなび」や「食べログ」、美容だと「ホットペッパービューティー」、旅館だと「楽天トラベル」や「じゃらん」などでしょうか?
せっかくお店を持ったから、こういうところに出稿しないと集客できないのでは?と思ってる方が多いようで、上記のような質問をいただきます。
各サイトごとに特徴があり、効果的な出稿方法は業種により異なる(これは後々詳細を書いていきますが…)のですが、全体的に言えることとしては、「専門サイトへは出稿はしてもいいけれども、依存度は極力低く抑えたほうがよい」ということです。
専門サイトはそれはそれは大量のユーザーを抱えているので、自分のお店を多くの人に知ってもらうのには最高の媒体です。
ただ、そこに依存し過ぎると、今度は抜けられなくなるという事態が発生します。
最初はみなお試しなどとといって、その専門サイト(褌)を使ってよと営業のような、お誘いのような話をもってきます。それで、無料(低料金)ならとそのサイト(褌)を使って、商品を売ったり、お客さんを集めたりしはじめます。
もちろんそういう専門サイトは多くのユーザーを抱えているので、すぐに貴社の商品が売れたり、お客さんが増えたりします。で、「やっぱり専門サイトはちがうなぁ。」とか思って、そこからの集客にどんどん頼るようになります。
すると、どうなるか?
気づいたらその専門サイトがなくては、商売が成り立たないようになってしまいます。しかも、そういうサイトは当たり前ですが自社の金づるである大事なユーザーの情報を貴社に渡すようなことは絶対ないので、出稿を止めた瞬間に集客はできなくなります。
そうではなくて、そういった専門サイトも集客の導線の一つと考え、頼り切るのではなく利用するくらいでないとなかなか継続的にウェブ上で集客したり、販売したりすることが難しいと僕は思います。
しかも、自社がそういった専門サイトからうまく集客できるようになるタイミングを見計らったかのように、掲載料や出稿手数料の値上げはやってきます。
そうなる前に、一度自社の集客施策をしっかり考えてみることが必要だと思います。
安いからと安易に飛びつくと結局高く付くことが世の中多いものです。
「人の褌で相撲取ると、汚いし、結局高くつく」