バルなどの地域イベント用コピーでハズせない3つのこと<その2>

さて前回、
「・・・腰に手をあて、仁王立ちになり、声を大にして」
言おうとしたところで、終わっちゃっていた

【バルなどの地域イベント用コピーでハズせない3つのこと】。

一つ目は、

1、まずは「誰に来てもらいたいか」を考える!!

でしたよね。
これは、ブログを書く時でもホームページを作る時でも、
何をするにも大切な基本のキ!です。

では、地域イベントの広告宣伝でハズせないこと、二つ目です。
腰に手をあて、仁王立ちになり、声を大にしてお伝えします。

2、そのコピーは、新規客に親切ですか?

指摘する人

やっぱりせっかく『媒体-メディア-』を使って宣伝するんですから、
『新規客へのアピール』というのは、頭に入れておくべきです。
(ここでは、2:8の法則みたいな話は省きます♪)

「わかってるって、そんなん」・・・と言う方、多いと思うんですが
これがですね・・・・。
意外と、悶々と考えていくうちに薄れていくんですよぉ、残念ながら。
そういう事例が、ほんっとにたくさんあります。

今回は、バルやフェスタなど「地域イベント」での広告宣伝に載せる前提で
ちょっとNGな事例を紹介します。

「新規客に親切かどうか」・・の視点でごらん下さい。

アイキャッチ写真がお店の暖簾(看板)のアップやロゴ

そのお店の前を通る人ならわかるかもしれません。
「地域イベントの・・・」が陥りやすい失敗のひとつがコレ。
地域の人や常連さんならわかるから、とか
時には「いい写真がないから・・」という理由で使ってしまう写真です。
全国展開のチェーン店なら、認知度もあるので、パッとみて多くの人にわかってもらえます。
地元のお店でも「それはゼッタイ失敗」というわけでもありません。

でも!
WEBを使って宣伝しているのですから、極端な話、
その写真を見て「行こうかな」と思ってもらえる可能性があるお客さんは、
地球上のすべての人が対象です。

目印になるようにそれらの写真をどこかで使うのはOKですが、
アイキャッチ画像としては、NG。
そこが何屋かがわかる商品写真を掲載することが
「新規客にとっては」親切です。

伝わらないキャッチコピー

ちょっとクイズです。
0617黒板
 「はい、こっち見てよー」

次に挙げる「お店をPRするキャッチコピー」は、それぞれ何屋さんだと思いますか?
本当にあった事例ですよ、ちなみに・・・。

『ぜひお気軽にお立ち寄り下さい』
『ゆったり広いスペースはくつろげます』
『お客様の笑顔のために頑張っています』

どうでしょう?わかりますか?
「これかな?」って思い浮かぶものがありましたか?
でも、限定はできないでしょ?どんな業態のお店でも使えちゃいます。

これらのキャッチコピーと一緒に、アイキャッチ画像があって、
それが、美味しそうなビールとから揚げとかお刺身とかの写真なら
「あ、居酒屋さんかな」と想像できます。
コーヒーとケーキの写真なら「カフェかな」とわかるでしょう。
(んー、それでも「え、まさか・・・」という展開のこともあるんですけど)

でも、お店のキャッチコピーの役割は
『アナタの店が何屋さんなのかが、
スッとわかるように説明してあげること』
 です。
そして『行ってみたいな』と、お客さんに思ってもらって、
行動に移してもらうことです。
だから、まず「何屋?」がスッとわからないともったいない。。。。

しかも今回は、新規客に、ですよ。忘れてませんね?(笑)

特に、ちょっと注意が必要なのが、
店名からお店のジャンルがわかりにくい場合。
そういう場合は、より慎重にキャッチコピーを考えるべきだと思います。

キャッチコピーも写真も本文コピーも、決定したら最後には
できれば、誰かに客観的に見てもらいましょう。
キャッチコピーなどは、さっき書いたようなクイズ形式で
見てもらうのもいいかもしれませんね。

ワタシも昔、クライアントさんと悶々と考えていくうちに
どこでどう間違ったのか、ズレていってしまって
クライアントさんのおっしゃれ~な「書」をアイキャッチに使う、
という失敗をしたことがあります。

「ある意味」目立ったことと(笑)、
もともと常連さんには、オーナーの書は人気だったので
なんとか慰められましたが、
新規客獲得の目標数字には、まったく届かなかったという悔しい思い出があります。

ターゲットを明確にする!
ブレずに、そのターゲットのために伝えるように考える!

考えれば考えた分だけ、ちゃんと結果に繋がります。