デザインを提出すると、「他社がやっていないものにしたい」と言われることがあります。
デザインに奇抜性を求めたいのはわかるのですが、あまりにも奇抜だとお客さんがついてこれません。
他社が散々お金出して実験してできた結果、今の形に落ち着いていると思うと、イケてないように見えるホームページでもものが売れているにはちゃんとした理由があります。
楽天をみてください。
お世辞にもキレイとは言えないが、ものは売れています。
全体的なトーンというか、見栄えはリリース時からあまり変わっていないのがすごいところです。
あの大きな検索窓も何度もテストした結果あの大きさになっています。
私も過去に大規模サイトのリニューアルを手がけたことがありますが、こちらがこれでもかというくらい目立たせた検索窓も一般のホームページ閲覧者は見落としたりします。
ヤフーやMSNなどのポータルサイトはどこもほとんど同じ作りになっています。
上に大きな検索窓があり、真ん中の目立つところにニュースが用意されています。
これで、始めて訪れた閲覧者も迷うことなくそのホームページを使うことができます。
オリジナリティを追求することもいいのですが、あまりにもオリジナルすぎると、見る人は目的の情報に辿り着くことができずに帰ってしまうことになります。
学ぶは真似ることからはじまります。